TOKYO2020

支える2020の仕事

東京2020パラリンピック出場決定

選手インタビュー KOUJI SUGENO 菅野 浩二

車いすテニス

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東京2020パラリンピックの開幕もあとわずか。日本代表に決定したリクルート所属アスリート3名は、これまでどんな競技生活を送り、何を想って大会に臨むのか。

−日本車いすテニス協会から東京2020パラリンピック出場内定の知らせを聞いたときは、どんな気持ちでしたか。

冷静に受け止められました。決定前から自分のランキングが確定していたので、正直にいうと出場自体は視野に入っていたんです。ですから、知らせを聞いたときは「やった!」というよりは、「自分を支えてくださっているみなさんに、これできちんと報告できる」と思いました。自分よりもランクが上の選手が大勢出場しますが、目標は、メダル獲得です。

−東京2020は菅野選手にとってどんな大会ですか?

車いすテニスという競技では、国の代表として出るような国際大会はごく一部なんです。通常の大会ではサポートしてくれる人たちの協力を得て、個人でエントリーしてプレイすることが多いので、日本を代表して戦うという実感があまりありません。これまで何度か国の代表になったことはありますが、いつもとはまた別の緊張感やプレッシャーがある大会になるのかなと思っています。

−新型コロナウィルス感染症の影響によって東京2020やそのほかの大会が延期・中止になって、どのような影響がありましたか?

大会に参加するために多くの手続きが必要になり、遠征先でもホテルと会場の往復だけという状態が続いて、息抜きも難しくなりました。以前なら1、2週間で行けていたところが、コロナ禍では前後の準備や自主隔離で合計1ヶ月ぐらいかかってしまいます。それぐらい時間をかけて出場するので、結果を出さなくてはという焦りから、メンタル的に崩れてしまうこともありました。

−開催される大会が減ったことによる影響はありますか。

それまでは大会数が多かったので、選手たちは自分のランキングを上げられるような大会を選んで出場するという戦略が立てられました。でも、開催される大会が減ったことで、トップ選手たちが皆同じ大会に出場するようになりました。だからこれまでよりも勝つことが厳しい状況になっていて、プレッシャーを感じることはあります。

−車いすテニスの魅力はなんですか。

車いすテニスのルールは2バウンドまでOKという以外は、普通のテニスとルールはほとんど同じです。なので、健常者と一緒にプレイできるのがいちばんの魅力です。車いすテニスのクラスは、シングルス(男子/女子)、ダブルス(男子/女子)、クアード シングルス(混合)、クアード ダブルス(混合)があります。クアードクラスは特に重い障害を持つ選手が多く、動くことすら大変な選手たちが、限界を越えたパフォーマンスを出して戦います。そういうスーパープレイにも、ぜひ注目してほしいです。

−東京2020への意気込みを聞かせてください。

以前は男子クラスでプレイしていましたが、2016年にクアードクラスへ転向してからは1年ごとの計画や目標を立てて活動してきました。そのときから、パラリンピックで金メダルを獲ることを最大の目標に掲げています。みなさんに試合を見ていただけたら、その声援が届いて自分の力になるので、応援ぜひよろしくお願いします。