TOKYO2020

支える2020の仕事

2020年代の価値観を紹介し
若者が花開く土壌をつくる
「Study Sapuri 2020's」

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
ネットビジネス本部
プロダクトデザインユニット
プロダクトデザイン部
WEBコンテンツグループ
小川萌

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2019年9月、リクルートマーケティングパートナーズによるオンライン学習サービス「スタディサプリ」が新ウェブサイト「Study Sapuri 2020's」を立ち上げた。東京2020オリンピック・パラリンピックでの活躍が期待されるアスリートや、大会を支えるプロフェッショナル、そして次代を担う「2020世代」の若者たちの声を動画で伝える。小川萌はサイトの立ち上げメンバーの1人だ。

小川の普段の仕事は、ウェブサービス「スタディサプリ進路」のコンテンツ編集・ディレクションだ。高校生が進路を考える際に、将来やりたい仕事や勉強したい内容から大学・短大・専門学校を探せるサイトだ。「高校生って、志望校を探す前にも段階があるんですよね」。自分がどうなりたいのか、そのために何を学ぶべきなのかを考えなければ志望校は決められない。小川が制作するコンテンツは、そのとき役立つもの。それも「楽しく」進路を考えるためのものだ。

「進学するにしても就職するにしても、高校生にとって進路選びは『絶対しなきゃいけない』ことですが、実は“積極的にやりたいこと”でもないんです。そんな彼らに、進路をポジティブな気持ちで考えられるような情報を提供したい。例えば、薬剤師になる方法を検索してサイトにたどり着いた高校生には、薬剤師の働く姿まで見せたい。自分に合っているのか、合っていないのか、考えるきっかけにしやすいですよね」

新サイト「Study Sapuri 2020's」もまた、高校生が自分の進路を「楽しく」考えるための情報を提供している。東京2020大会の周辺で活躍するアスリートやクリエイターの言葉を通じて、2020年をつくる新しい価値観を紹介しながら「次の10年をあなたはどう描きますか?」と問いかけている。インタビューの中でも、義足エンジニア・遠藤謙さんの言葉が印象深いという。「一言一言が力強い。ラディカルなことをおっしゃるんですが、『未来はきっとこうなるだろう』と思わせる説得力がありました」。だが、「Study Sapuri 2020's」は情報を一方的に発信するだけのサイトではない。

「高校生とインタラクションできる内容を目指しました。というのも、昨今の教育改革は『自ら学び考える力を育てる』ことが1つのテーマになっています。それを養うのが、自分で問いを立て解決する『探究型学習』。『Study Sapuri 2020's』も、サイト内を回遊するうちにインプット→気づきや疑問を持つ→調べる→さらに気づきや疑問が生まれる、といった探究ができるよう工夫しました」

チームにおける小川の役割は「橋渡し」。社内のプロデューサーやデザイナー、チームリーダーのあいだで協議されたコンセプトを実現するにあたり、取材協力者や動画制作者、ウェブ制作会社などの間をつないだ。

「スタディサプリ進路」に比べると「Study Sapuri 2020's」は仕事内容も関係者の数も多岐に渡った。「まったく知らない領域の考え方や仕事の進めかたに触れられました」。特に、動画コンテンツの制作は初めてのこと。「修正するにも、文字なら簡単ですが、動画を修正するとそれはもう大変」と笑う小川だ。

「皆に気持ちよく働いてもらい、最大限のパフォーマンスを発揮してもらうことも私の役割でした。『Study Sapuri 2020's』が伝えたいことがブレないよう、関係各位の思いや意図を汲みながらサイトのコンセプトを実現する。そのためにできることはなんでもやる、という気持ちでいました」

「Study Sapuri 2020's」の方向性は間違っていなかった。小川がそう実感したのは、六本木で開催された、ある展覧会を見に行ったときのことだ。新進気鋭のアーティストや科学者らが考える未来の姿がアート作品として展示されていた。

「そのなかに『Study Sapuri 2020's』にも登場した義足エンジニア・遠藤謙さんの新プロジェクトが紹介されていたんです。勝手にですが、私たちのやっていることと繋がりを感じられましたし、『Study Sapuri 2020's』が考える未来の方向性の答え合わせができたようで、嬉しかったんです」

「Study Sapuri 2020's」は、東京2020後の10年を問いかけるサイト。今、小川自身はそれをどう描くのか。

「『Study Sapuri 2020's』でインタビューさせていただいた若いクリエイターも、今の高校生も、柔軟な考え方を持ち、多様性についても当たり前のものと受け止めているように感じます。主体性もあり、何かやりたいと思ったらすぐに動ける。彼らがこれからの10年をつくるならきっと明るい未来になるだろうと期待しています。また、東京2020大会によって海外との交流が活性化し、『多様性と調和』『全員が自己ベスト』『未来への継承』という東京2020大会のコンセプトも加速度的に浸透するといいですね。私自身は、若い世代が存分に花開くための土壌づくりに、少しでも貢献できたらと思います」

※Study Sapuri 2020'sのサイトはこちら  https://for2020s.studysapuri.jp/

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