パラバディ研修 PARA BUDDY TRAINING パラバディ研修 PARA BUDDY TRAINING

2018.08.22

東京2020パラリンピックの成功に向けダイバーシティを促進する
企業向け新研修「パラバディ研修」

2018年8月22日、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ主催のダイバーシティを促進する 企業向け新研修「パラバディ研修」の記者発表会を実施。
「パラバディ研修」は、リクルートが東京2020パラリンピックの成功に向けた支援策の一環として、「パラレルな(自分と違う)個性と、バディ(仲間)になろう。」をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズが監修した企業向け新研修。
東京2020パラリンピックを通して障がいがある方々への理解が進み、パラレルな個性と向き合っていける人が増え、東京2020大会終了後も障がいがある方々がより活躍できることを目指した教育研修プログラムとなっている。

パラバディ研修への期待

当日の会場は、リクルート関係者や、他協賛スポンサー、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、メディアが多数参加。 イベントの始まりは、株式会社リクルート オリンピック・パラリンピック担当役員の清水淳より挨拶。
―リクナビやタウンワークといった人材募集や、リクルートマネジメントスクールといった研修、さらにはスタディサプリによる小中高生のオンライン教育を通して培った知見・ノウハウを活用し、東京2020大会の人材募集や、教育研修において大会成功に向けて取り組んでいること。その中で東京2020パラリンピックを通して障がいがある方々への理解が進み、東京2020大会終了後も障がいがある方々がより活躍できることを目指していきます。―と語った。
続いて、パラバディ研修を監修し運営を行うリクルートのグループ会社であり、企業の人材育成を支援するリクルートマネジメントソリューションズの代表取締役社長 藤島敬太郎が、東京2020パラリンピック大会成功に向けたパラパディ研修への期待を語った。
ーロンドン2012、リオ2016の過去2回のパラリンピックでは、それぞれ200万枚以上のチケットを売り上げ、会場は大盛況となった一方で、日本における障がい者スポーツは、まだ「観戦意向が低いことが大きな課題」であることが明らかになっています。 「パラバディ研修」によって、障がいに対する知識と実体験を通して、日常や職場においても理解と関心を持つ人が増え、さらにはパラリンピックへの関心を少しでも高め、関心から観戦への移行促進を促す一助になればと期待をしていること。また、大会そのものの成功はもちろんのこと、障がい者の社会参加の促進や多様性への理解の推進などを図ることを目指していきます。ー
さらに、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 広報兼オリンピック・パラリンピック支援チーム シニアスタッフ 小川明子より、パラバディ研修の概要について説明を行った。
ー東京2020パラリンピックの大会ビジョンとして掲げられている「多様性と調和」「共生社会の実現」は、「個と組織を生かす」という株式会社リクルートマネジメントソリューションズのブランドスローガンに通じるものです。また、2020年に向けて人々の関心は高まっているものの、パラリンピックの選手やルールを知らず、触れる機会も少ないのが実情。そこで、障がいへの関心がある人を増やし、東京2020パラリンピックの成功のみならず、大会ビジョンである「共生社会の実現」に貢献できる施策を検討し、パラバディ研修を実施することにしました。 1.パラリンピックスポーツのすごさを知る 2.障がい者とのコミュケーションを実践する 3.障がいを身近なものとして捉える というパラバディ研修の3つの狙いを通じて、日本や企業におけるダイバーシティにつながる一歩をサポートしていきたいです。ー

現役アスリート選手が語る「新時代のパラリンピックに向けて」

当日のイベントでは、「新時代のパラリンピックに向けて」をテーマに現役アスリート達のトークセッションも行われた。
ステージには、リクルート所属の田澤隼選手(シッティングバレーボール)、山口健二選手(車いすバスケットボール)、村上慶太選手(車いすバスケットボール)、パナソニック パンサーズ所属の福澤達哉選手(バレーボール)、清水邦広(バレーボール)が登壇。オリンピック・パラリンピックの競技の魅力や東京2020大会への想い、またパラバティ研修に対する期待などを語った。
以下は登壇者のコメントの一部を編集・要約したもの。

【田澤隼選手(シッティングバレーボール)】
自分は今まで培ってきた守備力を生かし、チームの土台であるリベロとしてプレーできることに喜びを感じています。
シッティングバレーボールは健常者も障がい者がわけへだてなく楽しめるスポーツですので、ぜひ体験していただきたいと思います。

【山口健二選手(車いすバスケットボール)】
車いすバスケットボールは、車いす同士の接触や転倒など激しいぶつかり合いが魅力です。
こうした障がい者スポーツの魅力は、実際に見て体験してみて初めて気づくものです。パラバティ研修がそのきっかけになればうれしいです。

【村上慶太選手(車いすバスケットボール)】
健常者の方が、車いすに乗ったり視覚障がい者の体験をする機会はあまりないと思います。
このパラバディ研修での体験を通じて、段差や点字ブロックなどをあらためて意識し、新しい視点ができればよいと思います。

【福澤達哉選手(バレーボール)】
競技特性やルールは異なりますが、アスリートもパラアスリートも熱い想いに変わりはありません。
ぜひ、もっと興味を持って観戦や応援をしてほしいと思います。

【清水邦広選手(バレーボール)】
バレーもシッティングバレーも、ぜひ会場に足を運んで注目してください。
パラバディ研修を通じて健常者、障がい者がひとつになって日本を盛り上げていきたいと思います。

パラバディ研修を体験して感じたこと

イベント後半では、エキシビションとしてシッティングバレーボール体験および、実際のパラバディ研修が行われた。
シッティングバレーボール体験では、田澤選手とゲストの福澤選手、清水選手がデモンストレーションを行い、ダイナミックなプレーを披露。参加者の体験では、田澤選手がルールや体の動かし方をわかりやすく解説し一緒にプレー。最初はシッティングバレーボールの難しさにとまどっていた参加者も、慣れるに従い表情に笑顔が。シッティングバレーボールの魅力を楽しんだ。
また、パラバディ研修のアクティビティとして肢体不自由体験と視覚障がい体験も実施。肢体不自由体験では、参加者が実際に車いすに乗って操作。
車いすバスケットボールの山口選手、村上選手にアドバイスしてもらい、段差の上り下りにもチャレンジした。
視覚障がい者体験では、実際にアイマスクや白杖を使用して歩き方やコミュニケーションの取り方を体験するとともに、健常者の視覚障がい者に対するサポート方法も学んだ。 障がい者の日常を体験するだけでなく、車いすユーザーや視覚障がい者とのコミュニケーションの取り方や正しいサポートの仕方を学べるのが、このパラバディ研修の大きな魅力だ。

最後には、参加者の各グループがパラバディ研修で学び感じたことを基に「気づける人になる」「ひと声かける、ひと声運動」という行動宣言を発表。 「パラバディ研修で体験したことを生かし、今日からできることはなんだろうと考える。その意識がパラバディになるためのマインドとなります。2020年には、多くの障がい者の方が東京にやってきます。そのとき、日本の対応は素晴らしかったと称賛してもらえるよう、私たちパラバディが世界の先駆けとしてしっかり行動していく。そして、いっしょに東京2020パラリンピックを盛り上げていきましょう」というファシリテーターの言葉でパラバディ研修は終了した。

パラバディ研修は企業研修として、障がい者理解に加えてパラリンピックスポーツの紹介を取り入れ、「入り口としての取り組みやすさ」と「実践的な知識」のバランスに注目した研修。本研修を通じて、人材サービスパートナーとして、企業や日本全体におけるダイバーシティ社会の推進を目指すとともに、東京2020パラリンピックがより多くの方に楽しまれるように貢献していく予定である。

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