TOKYO2020

支える2020の仕事

東京2020パラリンピック出場決定

選手インタビュー RIE ODAJIMA 小田島 理恵

車いすバスケットボール

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東京2020パラリンピックの開幕もあとわずか。日本代表に決定したリクルート所属アスリート3名は、これまでどんな競技生活を送り、何を想って大会に臨むのか。

−東日本車いすバスケットボール連盟から内定を取得したときは何を思いましたか。

正直なところ、決定を聞く前は自分が出場できるのか不安な気持ちでした。日本代表の強化指定選手になってから国際試合にはすべて選ばれてはいましたが、日本代表として求められているものが出し切れていないのではという思いがあったんです。大会開催についていろいろなご意見はありますが、自分としては東京2020パラリンピックにベストな状態で臨んで、全力を尽くすことが使命だと思っています。

−どんな想いで東京2020へ出場されますか。

障がいを負う前は、摂食障害やうつ病を抱えていました。そして、ちょうど10年前の2011年に事故にあって、身体に障がいを負いました。これまでいろいろな方にご心配をかけてきた人生だなと思います。東京2020で自分が元気な姿を見せることで、「ここまで元気になりました」という感謝の気持ちを伝えたいですし、画面を通して元気な姿を見せることが、いちばんの恩返しになるのかなと思います。

−東京2020は、小田島選手にとっては特別な存在ですか。

そうですね。はじめて出場するパラリンピックですし、地元の東京で開かれることもあって、自分にとってはほかの大会とは全然違います。東京で開催されるパラリンピックに出られるのは、一生に一度しかないことです。やはり、東京で開かれるという意味は大きいです。

−コロナ禍での練習は、どのようにされていましたか。

コロナ禍で体育館が使えなくなってしまい、最初は何をしたらいいのかと戸惑いました。でも、東京2020パラリンピックを目指す気持ちに変わりはなかったので、今置かれた環境で最善を尽くそうと思いました。競技用車いすは外で乗るとタイヤが傷むので、日常用の車いすで近所の坂を上ったり、屋外で使えるボールを作ってもらって公園でパスの練習をしたりしましたし、家に置けるゴールも買いました。日本代表チームが再び練習できるようになったときは、リハビリをするかのように少しずつの再開でしたが、それでも嬉しかったです。

−車いすバスケットボールの見どころはどんなところですか。

車いすバスケットボールは、障がいの程度が違う人同士が一緒のチームで戦います。選手の障がいによって持ち点が違い、もっとも重い選手の1点から、もっとも軽い選手の4.5点まで5段階に分かれています。そのため選手の役割も違ってきますが、障がいの軽い人がシュートを決める影には、必ず障がいの重い人との連携プレーがあります、そこが車いすバスケットボールならではの見どころだと思います。また、車いすを自由自在に操るところが競技の魅力です。とくに、日本代表チームは選手たちの体が小さい分、小回りのよさやスピードを活かして、体格のよい海外の選手に挑みます。

−東京2020での目標を教えてください。

女子日本代表は銅メダル獲得を目指しています。そのためには、持ち点の高い、障がいの軽い選手が得点するのはもちろんですが、私のような持ち点2点、3点の選手がどれだけ得点できるかが非常に重要だとコーチから言われました。私はミドルシュートが得意なので、体格のよい海外の選手を相手に戦う時には武器になります。試合でシュートをしっかり決めて、日本の勝利に貢献したいです。応援よろしくお願いします。